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老人ホームにおける「看取り介護」とは?

query_builder 2022/12/01
コラム
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大切な人を看取る場所は、病院や自宅がイメージしやすいかもしれません。
しかし、近年では老人ホームでの看取り介護も増えてきています。
そこで今回は、老人ホームにおける看取り介護とはどのようなものかをご紹介いたします。

看取り介護とは
看取り介護とは、近い将来、死が避けられない状態にある高齢者に対しての介護のことです。
老人ホームでの看取り介護は、入居者本人の体や心の負担を軽減し、人としての尊厳を保持するためのケアを目的としています。

看取り介護の流れ
老人ホームへ入居してから、看取るまでの全体的な流れは以下の通りです。

①入所(適応期)
老人ホームへ入居し、施設の環境に慣れていくまでの期間を適応期と言います。
適応期では、本人の状態やご家族の意向に合わせてケアプランが作成され、看取り介護を進めていくための準備に入ります。

②安定期
施設での生活に慣れて安定期に入ったら、普段通りの生活を送ります。

③不安定期
容態が不安定になる時期を不安定期といい、必要に応じて医療的なケアを実施します。

④低下期
医療の介入で回復・改善が見込めない状態を低下期といいます。
低下期に入ると、入居者本人とご家族の意思を尊重しながらケア内容が調整されていくでしょう。

看取り
看取り期に入ったら、ご家族や施設のスタッフが可能な限り本人の傍に寄り添います。

看取り
お亡くなりになった後は、必要な処置が施されます。
処置が終わり次第、ご遺体の引き取りが可能となるでしょう。

▼まとめ
老人ホームにおける看取り介護では、人生の最期まで人としての尊厳を守ることを目的としています。
穏やかな最期を迎えられるよう、本人やご家族の意思を尊重したケアが実施されます。
「信頼できる施設で看取ってもらいたい」とお考えであれば、看取り介護や終末期専用の施設を探してみてくださいね。

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